今日の絵本 今日のごはん

子供三人育児中 絵本とごはんの備忘録

のらっこの本

9月26日(木)

◼️今日の絵本 6歳息子
①『かぶともり』菊池日出夫さく

6歳息子が懐かしい絵本を引っ張り出してきました。4歳の頃に毎日読んでいた絵本です。

自然豊かな村で暮らす丸メガネの少年「ひでちゃん」を中心に、田舎の子供達の遊びや生活を描いた『のらっこの本』シリーズが福音館書店こどものとも」から出版されています(※現在は販売されていないものもあると思います)。
『かぶともり』
『ほたるさわ』
『たからもん』
『さんねんごい』
『ラッキー』
『のらっこ』
『まなつのかわ』
『ゆきがっせん』など

他に、福音館書店の月刊絵本「かがくのとも」から派生シリーズも出ています。
こちらは、都会に住む姉妹がひでちゃんの村(姉妹のお父さんの故郷)に遊びに来て、田植えや稲刈り、うどん・こんにゃく・しいたけ作りなど様々な田舎体験を楽しむシリーズです。

我が家の息子二人にとって、ひでちゃんの村は理想郷のようです。
特に6歳息子はひでちゃんに一時期ずいぶん感化され、自分のことを「おら」と呼び、語尾に「~ずら」とつけていました…。
公園で木の実や虫を見つけては、「母ちゃん!おら、○○見つけたずら~」と見せてくれましたね…。
「ひでちゃんごっこ」と言っては、公園の木切れでちゃんばらしたり、水たまりにダイブしたりして、洗濯が毎日毎日大変でした。

とはいえ、息子達のはあくまで「ごっこ」。絵本に描かれるひでちゃんの生活は比べものにならないほどダイナミックで、危険と隣り合わせです。
野犬に襲われたり、
火事を起こしかけたり、
川でおぼれかけたり、…

危険が増すほど、男の子の夢と妄想は輝くのでしょうかね?
6歳息子は、ここ最近忘れかけていた「ひでちゃんの世界」に久しぶりに没頭していました。


◼️今日のごはん
朝:ごはん、味噌汁、卵焼、梨
昼:レーズンパン、野菜ジュース、バナナ、ヨーグルト
夜:ごはん、味噌汁、豚肉の味噌漬け、サラダ

工藤ノリコさんの絵本

9月25日(水)

◼️今日の絵本 2歳娘と

①『ピヨピヨスーパーマーケット』工藤ノリコ

②『ペンギンきょうだい れっしゃのたび』
工藤ノリコ


先週から、2歳娘が工藤ノリコさんの絵本の虜になっています。
特に①の『ピヨピヨスーパーマーケット』は朝昼晩読み聞かせをせがんできます。
お菓子売場のページでは、私の読み聞かせをいったん止めて、じ~っくり挿絵を眺めています。
「自分だったらどのお菓子を選ぶのか」真剣に考えているみたい(笑)


工藤ノリコさんの絵本は、明るく可愛く、カラッと楽しく、気軽に読んであげられるのが魅力です。
文字数少なめなのもありがたい。
『ノラネコぐんだんシリーズ』、
『ピヨピヨシリーズ』、
『ペンギンきょうだいシリーズ』
それぞれのシリーズでお決まりのストーリー展開があるのがいいですね。子供達が安心してお約束の場面を楽しめるようです。


ところで、我が家の6歳息子は、工藤ノリコさんが描くキャラクターにそっくりです。
幼児の頃の顔と体型は、ペンギンきょうだいシリーズのギンちゃんと瓜二つと言えるくらいよく似ていました。
お誕生日に祖母からノラネコぐんだんの絵本を貰って以来、母子で工藤ノリコさんの絵本がすごく気に入り、各シリーズを買い集めてきました。


6歳息子は赤ちゃんの頃、とにかく寝ない・とにかく激しく泣く・お腹の調子がいつも悪い・肌の調子もいつも悪い…というなかなか手強い子でした。
成長につれて、だいぶ逞しく、穏やかになりましたが、睡眠リズムの崩れやすさや、癇の強さ、機嫌の不安定さは今でも6歳息子の根っこにあります。
きょうだいの中では、親からの愛情を量的に1番求めてくるタイプでもあります。

精一杯育ててきたことは間違いないですが、6歳息子が望むように愛情を示してあげられてきたか自信は全くありません。
もっともっと、いくらでも可愛がってあげたいのに、気持ちが疲れきってしまい、冷たく突き放してしまったこともたくさんあったと思います。


2歳娘に工藤ノリコさんの絵本を読んでいる時、本当に読み聞かせしやすく、私自身も大好きな絵本であるはずなのに、実はほんのわずかに気持ちが沈むみます。
ペンギンきょうだいのギンちゃんの愛らしいフォルムや何とも言えず可愛い表情と仕草を見ていると、6歳息子のことが自然と思い出されて、後悔や罪悪感がチクチクチクチク刺激されるのです。

もっと可愛がってあげればよかったな…
あんなにイライラしてしまってごめんね…

そして、

今日は小学校から帰ってきたら、いっぱい話を聞いて、好きな絵本読んであげよう!

と思うんです。
思うんですよ、本心から。
それなのに、夕方になって、宿題だ!遊びだ!風呂だ!ご飯だ!明日の準備だ~!と子供三人とドタバタ過ごしているうちに、結局はまたイライラと怒ってることもしょっちゅう…なぜ~!?

今日の夕飯は6歳息子の好物にしようと思います。


◼️今日のごはん
朝:ごはん、味噌汁、卵焼き、漬け物
昼:ごはん、卵焼き、豚こま・オクラ・キノコのドレッシング炒め、ミニトマト
夜:ごはん、野菜スープ、ミートボール(ウズラ卵入り)、サラダ

かみっこさん

9月5日(木)

◼️今日の絵本
2歳娘と
①『かみっこさん』山田ゆみ子 さく

②『スプーンちゃん』小西英子さく

③『じかんだよー!』さいとうしの

①『かみっこさん』は、着せ替え人形と起き上がりこぼしとキューピー人形が和室でかくれんぼするお話。

着せ替え人形はマグネットじゃないですよ。
紙製の服や靴やバッグにツメが付いていて、それを折り曲げて本体の人形に引っかけるやつです。
なかなかピタッと引っ掛からず、服がずれたり落ちたりするんですよね~。懐かしいな。

『かみっこさん』のバッグはおしゃれガマ口、靴下は微妙丈、カチューシャ、帽子飾り、ドレスのレースのあしらい方、、、おしゃれレトロというより、ザ・昭和って感じ。


ど真ん中世代じゃないけど、わずかに触れたことのある懐かしさ。懐かしさとあこがれが織り混ざりますね。


和室のこたつ布団の柄が全然おしゃれじゃなくてgoodです。
座布団、紫のやつ~!
座椅子もなかなか。座椅子で丸まってるネコもいいですね。
こたつの上の菓子器に、棚のリンゴ、分厚い本に挟まれた栞のリボン。
小窓のレースのカーテンの裾。
最高~!!


私は、最近の素敵な部屋やセンスのいい部屋よりも、昭和のお部屋の方が好きなんです。
昔の家って、家具や布柄の統一感はなくてもなぜか収まりがいい、雑然としているのに気が休まるんですよね。
不思議ですけど、家庭力のなせるわざなのでしょうかね。


◼️今日のごはん
朝:ごはん、クリームスープ(昨日の残り)
昼:天ぷらうどん、トマト
夜:カレーライス、トウモロコシ、オクラ

祖母の童謡集

9月4日(水)
◼️今日の絵本
2歳娘と
①『子どもとお母さんのための童謡 ないしょばなし』絵 いもとようこ

CD付きの童謡集です。
それぞれの歌に、メロディラインのみですが、楽譜も載っています。
私は、いもとようこさんの挿絵が全く好みでないのですが、この童謡集の挿絵だけは、とてもいいと思いました(個人的な感想ですよ)。



私が幼い頃、遠方の祖母が遊びに来てくれたとき、古い童謡集を持って来てくれました。
載っていたのは昔ながらの童謡ばかり。
海の歌とか、みかんの花の歌とか、お正月の歌とか、聞き慣れた歌がたくさん載っている、結構分厚い童謡集でした。

私は祖母の土産の御菓子を食べながら、古びたページの歌詞と音譜と小さな挿絵をぱらぱら眺めているのが無性に楽しかったことを覚えています。
祖母はそんな私の隣でテレビなんか観ながら、時折私が見ているページに目を留めて、細い声で歌ってくれました。
私はわがまま放題したり、生意気な口をきいたり、きっと可愛らしい孫娘ではなかったと思いますが、特に叱りもしない、優しい祖母でした。


祖母(父方)と私の母は折り合いが悪かったので、祖母が遊びに来てくれたのは、ほんの数回だったと思います。
それでも私は、祖母が必ず持って来てくれた童謡集の楽しさとお土産の銘菓の味を忘れられないのです。

幼い頃に聴いた歌、幼い頃に食べた味とは、どうしてこんなにも印象深く、忘れられないものなのでしょう?
優しくしてもらった記憶と結びつきやすいからですかね?




◼️今日のごはん
朝:ご飯、味噌汁、卵焼き
昼:ホットケーキ、野菜ジュース(娘&私)
卵焼き、豚キムチミニトマト、漬け物(夫)
夜:ご飯、肉巻き(ピーマン・人参)、ホウレン草とキノコのクリームスープ、トマトサラダ

絵本は子供のハウツー本

8月30日(金)

◼️今日の絵本
6歳息子と2歳娘と
すべて、わかやま けん作 こぐま社
①『しろくまちゃんのほっとけーき』
②『こぐまちゃん おやすみ』
③『こぐまちゃんのどろあそび』
④『こぐまちゃんとボール』
⑤『こぐまちゃん いたいいたい』
⑥『こぐまちゃんのみずあそび』
⑦『しろくまちゃん ぱんかいに』

これぞ生活絵本!という絵本ですよね。
特に『ほっとけーき』はロングセラーで今なお人気の高い一冊です。

ほっとけーきが焼けていくさまが見た目から音から匂いや熱さまでも表現されている有名な中盤の見開き1ページ。
読んだ子供が食べたくなるだけでなく、作りたくなるというのが、この絵本の魅力ですよね、きっと。


生活の様々な一場面が「どうやって」なされ、「どのように」進むのかが丁寧に描かれた絵本を、特に子供は好むように思います。

実際、幼い子を育てていると、生活と遊びが渾然一体なんだなと実感します。
大人のやる掃除・洗濯・炊事を興味津々で真似て、手伝わせると楽しそうにやってみたり、
家のおもちゃや公園の遊具で遊ぶさまを見ていると、子供って働くように遊ぶんだな~と感じたり。
生活の「やり方」が詳細に描かれた絵本は子供にとってはハウツー本でもあるのでしょうか。


いまだに「こぐまちゃんシリーズ」が大好きな6歳息子、
日頃からさかんに「お手伝いしたい!」と言って台所に入って来るのですが…
ついつい
「じゃあお片付けして!」とか
「妹の面倒見てて!」とか
「今、めちゃくちゃ急いでるから今度ね!」とか、
つまんないこと言っちゃうんですよ。
お手伝いしたいなんて言ってくれるのは今だけってわかってるのに。


明日は、息子たちとおにぎり作りでもしようかな!


◼️今日のごはん
朝:レーズンパン、ハムエッグ、ミニトマト、コーンスープ、野菜ジュース
昼:ご飯、麻婆春雨
夜:オムライス、サラダ

今日は読み聞かせはありませんでした。

8月29日(木)

今日は午前中に買い物、午後は近所の公園の砂場で兄弟妹三人で遊びました。

三人で泥遊びに何時間も熱中していました。
暑くてバテてしまい、お風呂もご飯も軽めに済まし、みんなで8時前には寝てしまいました。
いい1日だったな~。


◼️今日のごはん
朝:ホットビスケット、はちみつ、バナナ、ブルーベリー(冷凍)、ヨーグルト、野菜ジュース
昼:ご飯、味噌汁、ベーコンエッグ、トマト
夜:ご飯、味噌汁、肉じゃがオムレツ、トマト

夫が弁当も夕飯もいらない日だった。いつもにもまして手抜き。

かがく絵本のすすめ

8月28日(水)

◼️今日の絵本
6歳息子と。
すべて福音館書店の「かがくのとも」シリーズ
①『しゃがんで みつけた ~かわのむし~』
小林俊樹 ぶん たかはしきよし え

②『おみやにいったらむしがいる』
日浦 勇ぶん たかはしきよし え

③『きょうもむしとり』
かみや しん 作 奥本 大三郎 監修

④『あかちゃんこんにちは』
長谷川摂子 ぶん 沼野正子 え


我が家にはたくさんの科学絵本や図鑑がありますが、中でもまとまった数を揃えているのが、下の3シリーズです。

⚫️「キンダーブックしぜん」シリーズ
フレーベル館
40冊ほど持っています。全て古本です。

⚫️「サンチャイルドビッグサイエンス」シリーズ
チャイルド社
60冊ほど持っています。こちらも全て古本。

⚫️「かがくのとも」シリーズ
福音館書店
120冊ほど持っています。7割は古本、3割は新刊購入です。


「キンダーブックしぜん」は、文字数が少なく、内容もシンプルに作られています。
我が家の息子達が4~5歳の頃に、このシリーズは自分で手にとりやすかったようです。
あまり読み聞かせはねだらずに、自分で興味のあるタイトルを取り出しては、静かに読んでいました。
挿絵や写真がとても鮮やかで美しいので、文字がまだあまり読めないお子さんでも楽しめるシリーズかと思います。

「サンチャイルド~」は、息子達が年長さんの頃に熱心に読んでいました。ワイドな紙面に迫力満点の写真、子供の興味を引く構成は、幼年向けのサイエンス誌といったところでしょうか。
よく講談社MOVEや小学館NEOなどの図鑑と見比べながら読んでいました。


個人的に1番好きなのは「かがくのとも」です。
「写真と説明」の科学誌ではなく、基本的には「挿絵と物語」で構成された『絵本』であるというスタンスを堅持しているのが、「かがくのとも」シリーズの最大の魅力だと思います。
昆虫や動植物などの多様ないきもの達の生態を追ったタイトルが多く、派手さはないですが、紹介されているいきものの物語が深く記憶に残るものが多いのです。

他にも、工作や季節の遊び、料理がテーマのものも多く、こちらはたいへん実用的です。

「はなの穴」や「おなら」など、人のからだやこころに関するものも、インパクトの強いものが多いですね。

私は「かがくのとも」シリーズが本当に大好きで、8歳息子が生まれた頃から、古書店(ネット含む)を相当探し回り、かなり古いバックナンバーも含め100冊以上を数年がかりで買い集めました。
私自身が保育園児の頃に読んでいたものはほぼ全て手に入り、あとは息子達の興味に合わせて新刊や古本を買い足しました。

良質のかがく絵本は、知識だけにとどまらず情操をも育むものなのだと思います。


◼️今日のごはん
朝:ご飯、味噌汁、納豆
昼:ロコモコ丼(風?)
夜:ご飯、味噌汁、肉じゃが、サラダ

肉じゃがは夫も子供たちもあまり好まないので、甘味を強めにやや濃いめに味付けすると、食べぶりが良くなった。肉があまりたくさんなかったので、厚揚げも入れたら美味しかった。